投稿サイトでも、X(Twitter)でも、ウェブサイトでも、常に久しぶりの存在ですみません……。
やることがいろいろとあって、低浮上どころか、留守状態でしたが、そろそろ復活したいところです。

報告が遅くなりましたが、9/20に「身近な野鳥アンソロジー風渡る空に舞って」という鳥の小説本が発売になりました。

イベント、書店からのご購入でエッセイの冊子が付きます。創作の裏側にもなっていて面白いので、ぜひこちらも手に入れていただきたいなと思います。
(Amazonから購入の場合はエッセイがつかないので要注意です)

近藤朱さんの描いた、抜けるような青空と美しい色彩の羽根を持つ鳥たちの、めちゃくちゃ素敵な装画が目印です。

他にも鳥本らしい工夫が。
表紙をめくると、遊び紙という色の付いた紙があるのですが、それが「鴨の羽色」というらしいです。

カモには翼鏡という普段は隠れているひみつの羽根があるのですが、遊び紙がまさにそのイメージです。

外からは見えないけど、一枚捲ると見える……、カモ派大興奮の羽根が、本で再現されていますよ? というお話でした(笑)

ぜひぜひ、本を手に取って「カモ……」と思いながら眺めてみてくださいませ。

私は「蹴って、蹴って」という飛べないホシハジロを題材にした短編小説を書きました。

普段から鳥の観察をしていると、渡りの途中で怪我をしたカモたちに遭遇することがあります。

心配になって毎日様子を見に行ったりするのですが、ある日亡くなっている姿を発見することも。(そしてそれをハシブトガラスが解体している……)

今回書いた作品は、平和に見えてシビアな日々を送る鳥たちの姿から、人間が勇気をもらえるお話だと思います。

他の作品も鳥愛がたっぷりの温かな小説で、鳥好きさんにはとってもおすすめできる本です。

11/3~開催の近藤朱さんの個展「とよむ-KONDO AKA Exhibition 2023-」にて、装画の展示と共に「身近な野鳥アンソロジー風渡る空に舞って」の販売があります。

また、11/11の文学フリマ東京37の〈あ-25・26「とりのこ制作室」〉でも販売があります。

書店をご利用の方は、
・小声書房
・本と羊
・コトリノ・古書店
・渋谷〇〇書店
に在庫がありますのでご利用くださいませ!

近々また12月に発売になる新刊について(今度は単著です~)お知らせがあるので、次こそは発売日前に記事を書きたい……、と思います(笑)