長らく準備で苦労していた文学フリマが終了しました。

荷物をどうやって運搬するかとか、ディスプレイどうしようとか、相談する相手が誰もいない状態で、黙々と文化祭の準備をしている……というようなかんじだったのですが(笑)、得るものもたくさんあり、充実した期間でした。

「飛び立つとき」をお買い上げいただいたみなさま、ありがとうございました。通りすがりに買ってくださった方もいれば、ブースを目指して買いに来てくださった方も……。嬉しかったです。

文学フリマには過去二回、買い物をしにいったことがありました。午後にふらふらブースを回り、そのあとは東京港野鳥公園で鳥見コースと、気楽なものでしたが、出店者って緊張するんですね。目の前で自分の書いた文章を読んでもらうのは、どきどきします。

ブースで試し読みをする側もかなり勇気が要ると思うので、2022年5月の文学フリマ東京では、見本誌やチラシのコーナーが復活するといいなあ、と願っています。

買い手だった経験からも、何者かもわからない人の小説に1200円を出すって、結構大変なことだなあと思っていて。えいっ、とチャレンジしてくださったみなさま、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。

12/1に書籍の発行先である、とりのこ制作室の公式サイトや、Amazonなどで発売予定ですので、文学フリマに行けなかった……という方はもうしばらくお待ちくださいませ。